混合痔って何?重症なの?その治療方法とは?
あなたは、混合痔て聞いたことありますか?
一般的には、混合痔という事はありません。
混合痔とは、いぼ痔の病態の一つで、肛門の外にできる外痔核と、
肛門の中にできる内痔核が同時に出来ている状態を指します。
内痔核と外痔核は、発生する原因が肛門への過度な圧迫であるといわれていますが、
内痔核と外痔核が同時に発生し、混合痔になるということも少なくありません。
混合痔になった時は、内痔核と外痔核の両方の症状が出てしまいます。
その為、、激しい肛門の痛みと出血があり、混合痔になってしまうと
大変辛い病気といえるでしょう。
また、いぼ痔に出来る血栓痔や、外痔核が外部に露出するといった症状ももちろん
起こり得ますので、場合によっては、外痔核、内痔核、血栓痔、肛門脱を
併発することになります。
混合痔は通常のいぼ痔よりも重症なの?
混合痔は、内痔核と外痔核を併発することで発生するので、
何となく深刻な痔の症状のように思えます。
たしかに、患部は広範囲になるのですが、
いぼがたくさんあるからと言って症状が重いという訳ではありません。
いぼが一つしかなくても激痛や出血が起こることもあれば、
混合痔であっても特に重い症状が無いこともあります。
それに、混合痔の治療は、基本的にはいぼ痔の治療と変わりません。
軟膏などの外用薬を使用したり、患部を温めることで少しづつ症状が緩和していきます。
症状が悪化した時は、対処もいぼ痔とほぼ同じですが、
切除手術によって患部を摘出して対処することになります。
治療期間も普通のいぼ痔とさほど変わらないので、
混合痔だからと言って深刻な病気であるとは限らないのです。